LA Butterfly

大腸がん闘病記

「大腸がんを乗り越えた佐伯暢晃さんの物語|闘病・仕事・生活のヒント」

LA Butterflyとは:

【大腸/肺がん闘病記】佐々木香織(カロリーナ)さん:がんとの戦いと希望の軌跡

LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。

佐伯暢晃さん闘病まとめ:

大腸がんステージ3Aを経験した佐伯暢晃さんは48歳で大腸がんを発見し、手術や化学療法を経験。治療による副作用や仕事への影響を乗り越え、現在は飲食業界で働きながら前向きに生きています。佐伯さんは沖縄旅行を趣味とし、心の癒しを感じることや、家族のサポートが治療中の支えとなったことを強調。また、がん患者が仕事と向き合う上でのアドバイスとして「仕事に支障がなければ病歴を無理に明かす必要はない」と述べ、社会での理解と支援の重要性を訴えました。(がんノート)

前向きで力を与える発言や考え:

  • 「仕事が励みになる」: 「最近、仕事が励みになることが多いと気づきました。難しいことも多いけど、働くしかないし、頑張るしかないって思うんです。」
    → 佐伯さんは、がん治療後の仕事探しや職場での苦労を乗り越え、働くことが生きがいや前進の原動力になっていると感じています。
  • 「家族の支えが力に」: 「治療中、家族が支えてくれたことが一番大きかった。辛い時に頼れる人がいるって、本当に大事だと思います。」
    → 家族の存在が精神的な支柱となり、闘病を乗り越える力になったと強調しています。
  • 「自然が心を癒す」: 「沖縄の海を見ると魂が洗われる気がする。東京にいるより地球の動きを感じられて、心が落ち着くんです。」
    → 自然との触れ合いが心の回復を助け、前向きな気持ちを取り戻すきっかけになったと語ります。
  • 「生きているだけで十分」: 「手足のしびれは残るけど、10年後に良くなった人の話もあるし、生きていればそれでいいって思うんです。」
    → 完治しなくても生き続けることに価値を見出し、希望を持ち続けています。
  • 「無理に病気を明かさなくていい」: 「仕事に支障がなければ、がんのことをわざわざ言わなくていい。自分に正直に生きればいいと思います。」
    → 社会での偏見や不利を避けつつ、自分らしく生きるための現実的なアドバイスとして力を与えます。
    (がんノート)

佐伯暢晃さんの大腸がん闘病記録:

  • 診断時期: 48歳(その後52歳時点でも治療継続)。
  • 病名: 大腸がん(ステージ3A)。当初はステージ1と診断されたが、リンパ節への転移が確認され3Aに変更。
  • 診断の経緯:
    • 40歳から始めた無料健康診断の8年目、便潜血検査で再検査を指示される。
    • 内科医の勧めで初めて内視鏡検査を受け、ポリープが発見され除去。
    • 病理検査の結果、ポリープにがん細胞が確認され、さらに詳しい検査で直腸がんが確定。
  • 治療内容:
    • 内視鏡手術: 最初にポリープを除去し、がん細胞が確認された。
    • 大手術: 直腸がんに対し、がん細胞の上下2cmと9cmを切除。位置が肛門に近いため一時的な人工肛門(ストーマ)を設置。
    • ストーマの経過: 術後3週間で腸が癒着し、一時的ストーマを閉鎖。
    • 化学療法:
      • 入院期間は6か月、2週間に1回(2泊3日)で抗がん剤を投与。
      • ポートを胸に埋め込み、48時間で600ml(200滴)を点滴。
      • 副作用: 手足の皮膚剥離、指の硬直、脱毛、食欲不振、神経障害(手足のしびれ)。
    • 治療後の経過: 3年半再発なし、現在も手足のしびれが持続するが徐々に改善。
  • 医師とのやりとり:
    • 当初「抗がん剤で髪は抜けない」と言われたが、3回目以降に脱毛が発生。医師は「スムーズに抜けるという意味」と説明。
    • 副作用の神経障害は治療終了後に発症し、対処法は「時間のみ」と診断。
  • コロナ禍の影響: 治療終了後、免疫力低下による感染リスクを懸念。コロナ感染が死に直結する可能性を意識。

参考資料:

LA Butterfly とは:

LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされた日米仏対応プラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。

リンク集:

  • がんノート
  • 【乳がん】サバイバー鈴木美穂さん 出産し24歳の自分に”未来はすごく幸せだよ。
    • 『もしもすべてのことに意味があるなら』(書籍)(Amazon)
  • 【乳がん】ステージ4をきっかけに漫画家に/白戸ミフルさん
    • 『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』白戸ミフル 著 (キノブックス) (Amazon)
  • 【肝臓がん】自分らしく生きた山下弘子さん
    • 『雨上がりに咲く向日葵のように ~「余命半年」宣告の先を生きるということ』 山下 弘子 (著) (Amazon)
    • 『最後の「愛してる」 山下弘子、5年間の愛の軌跡』(書籍) (Amazon)
  • 【消化器系】女性向けがん患者向けSNS「Peer Ring Bleu
  • 【大腸がん】「語る! 大腸がんサバイバー カロリーナ(You Tube)
  • 【大腸がん】サバイバー 田中聡子さんの親子の闘病を描いた絵本 「ママのバレッタ」(Amazon)
  • 【子宮頸がん】サバイバーの尾崎さんががんサバイバーの女性たちと感情を短歌に込めて出版「あの風プロジェクト」
    • 『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』(Amazon)
    • 『食器と食パンとペン』(穂村弘ほか)
      • 尾崎さんが闘病の励みとなった短歌に目覚めたきっかけの本。(Amazon)