
「子宮頸がんサバイバー水田悠子さんの闘病記と前向きな生き方」
LA Butterflyとは:
【大腸/肺がん闘病記】佐々木香織(カロリーナ)さん:がんとの戦いと希望の軌跡
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。
水田悠子さん闘病まとめ:
水田悠子さんは、2012年に子宮頸がん(ステージ1B2)を経験したがんサバイバーです。29歳で診断を受け、異常出血をきっかけに大学病院で検査を受け、緊急手術と化学療法を経て克服しました。治療後5年半が経過し、半年ごとに経過観察を続けています。彼女はがん患者の3つの課題—情報不足、ネガティブな偏見、孤独感—を解消するため、前向きな生き方を伝えています。化粧品の企画開発の仕事に復帰し、リンパ浮腫の後遺症と向き合いながらも、社会復帰と恋愛の葛藤を乗り越え、人生を豊かにする姿勢を示しています。
前向きで力を与える発言や考え:
「仕事が励みになる」: 「最近、仕事が励みになることが多いと気づきました。化粧品開発は夢の仕事で、治療後も復帰できた。難しいこともあるけど、働くしかないし、頑張るしかないって思うんです。」
「人生が豊かになった」: 「がんは辛かったけど、感情の幅が広がって人生が豊かになった。暗い気持ちも明るい喜びも味わえたから、世界が素晴らしいと感じられるようになった。」
「生きてるだけで偉い」: 「闘病中のあなたへ。苦しんだり、叫んだり、何もできなくても、息をしてるだけで偉い。危機の中でそのままの自分でいいんだよ。」
「普通にしたい」: 「がんを特別視せず、インフルエンザみたいに『誰かがなるもの』って感じにしたい。それが私の夢。」
(がんノート)
水田悠子さんの大腸がん闘病記録:
診断の経緯:
- 時期: 2012年5月、29歳の時。
- 初期症状: 2012年冬頃から頻発する不正出血。「8日間続く生理以外の出血」に気付きつつ、忙しさから放置。
- 初診: 近隣のエジソンクリニックでがん検診。異常なしとされ、薬を処方されるも改善せず。
- 転院: 大学病院に紹介状で受診。検査後、ゴールデンウィーク前に結果待ち。
- 緊急事態: ゴールデンウィーク中、電車乗り換え時に大量出血。駅トイレで1時間止まらず、近くの大学病院救急外来へ。
- 確定診断: 5月7日、子宮頸がん(ステージ1B2)と告知。医師から「一人で来たの?」と深刻さを示唆され、高悪性度で腫瘍が大きいと判明。
治療の詳細:
- 手術の検討: 当初、子宮口のみ摘出する手術(子宮を残す選択肢)を希望。適応条件を満たさず、全摘出手術を選択。
- 手術実施: 2012年5月31日、病院で全子宮摘出術。両卵巣も摘出。リンパ節転移なし、腫瘍は子宮内に限定。
- 化学療法: 術後、がんの根絶を優先しPP療法(シスプラチン+タキソテール)を選択。2013年2月~10月、3週間に1回(入院1週+自宅3週)の6コース。
- 副作用対策: 最近の薬進化で嘔吐なし、体重減少なし。倦怠感はあるが顔色良好。
- 予防手術: 2013年5月、リンパ節摘出後のリンパ浮腫予防でLVA(リンパ管静脈吻合術)。2015年3月、再手術で改善を図る。
経過観察:
- 治療終了後5年半(2017年5月時点)、半年ごとの通院で再発なし。
参考資料:
LA Butterfly とは:
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされた日米仏対応プラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています。彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。
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- 大腸がん
リンク集:
- がんノート
- 女性向けがん患者向けSNS「Peer Ring Bleu」
- 語る! 大腸がんサバイバー カロリーナ
- 大腸がんサバイバー 田中聡子さんの絵本 「ママのバレッタ」(Amazon)