再発とは、手術療法や薬物療法、放射線療法を行い、治癒した後に、再度がんが現れることです。
再発発見のきっかけは、定期受診による腫瘍マーカーの上昇や画像検査や細胞診検査、また自覚症状などがあります。再発の診断は、CTやMRI、PET-CTなどの画像検査や腫瘍マーカー、時には組織採取などによりなされます。
腫瘍マーカーの解釈については注意が必要です。腫瘍マーカーは様々な要因で上下することがありますし、1度の腫瘍マーカーの上昇は再発を示唆するものでないことも多いため、仮に上昇があった場合でも焦らず、長い目で見て上昇傾向があるかどうかが重要です。
再発は、起こった場所により2種類にわけられます。再発が現れた場所が骨盤内などの場合は「局所再発」と呼ばれます。一方、離れた臓器に子宮頸がんが転移再発した場合は「遠隔転移を含む再発」と呼ばれます。
「局所再発」と「遠隔転移を含む再発」では、治療の方針が異なります。
監修医師
金尾 祐之 Hiroyuki Kanao
公益財団法人がん研究会 有明病院
専門分野:婦人科
専門医・認定医:
日本産科婦人科内視鏡学会技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会腫瘍専門医、日本臨床細胞学会細胞診専門医
*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。
温泉川 真由 Mayu Yunokawa
公益財団法人がん研究会 有明病院
専門分野:腫瘍内科(主に婦人科がん)
専門医・認定医:
日本産科婦人科学会専門医、日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医、日本細胞学会細胞診専門医、日本臨床腫瘍学会指導医
*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。
田中 佑治 Yuji Tanaka
公益財団法人がん研究会 有明病院
専門分野:婦人科
専門医・認定医:
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本臨床細胞学会細胞診専門医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医
*本監修は、医学的な内容を対象としています。サイト内に掲載されている患者の悩みなどは含まれていません。