
「「夏目亜希さんの子宮頸がん闘病記|ステージⅠbⅠ期の診断から治療・克服まで」
LA Butterflyとは:
【大腸/肺がん闘病記】佐々木香織(カロリーナ)さん:がんとの戦いと希望の軌跡
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。
夏目亜希さん闘病まとめ:
夏目亜希さんは、10代から難病や交通事故を経験し、23歳で子宮頸がんステージⅠbⅠ期と診断された女性です。自己免疫性溶血性貧血や全身性エリテマトーデス(SLE)といった難病と闘いながら、2014年から2015年にかけて手術、抗がん剤、放射線治療で子宮頸がんを克服。現在はアイドル活動に復帰し、子宮頸がん啓発やヘルプマーク普及活動に尽力しています。闘病中も仕事を続け、家族やファンの支えで前向きに乗り越えました。治療による妊孕性の喪失や更年期障害などの後遺症を抱えつつも、養子縁組などの選択肢を考え、自分らしい幸せを追求する姿勢を示しています。彼女の経験は、病気と向き合う人々に「負けない」気持ちを伝え、生き方の多様性を肯定するメッセージを発信しています。
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- 【MV】夏目亜季「負けない」Music Video
「負けない」:
夏目亜希さんの「自分らしさ」は、病や困難を乗り越えながらも、自分の気持ちをオープンに表現し、前向きに生きる姿勢に集約されます。10代から難病や交通事故を経験し、23歳で子宮頸がんに立ち向かった彼女は、隠すことなく闘病を公表し、アイドル活動や啓発活動を通じて自己実現を追求してきました。治療による妊孕性の喪失や更年期障害といった試練を受け入れつつ、「幸せは自分で作るもの」と捉え、養子縁組などの選択肢を柔軟に考える強さがあります。音楽(「負けない」)やSNSでの発信、ファンとの繋がりを大切にし、自分の経験を社会に還元する生き方は、彼女の「自分らしさ」を象徴しています。どんな状況でも「負けない」気持ちを持ち続け、他者に力を与える存在であることが、夏目さんの本質です。(がんノート)
「負けない」: 「人生、別に病気に限らず、つらいこととか、いいことの繰り返しだから、この負けない気持ちで頑張っていただきたいと思うんです。」
前向きで力を与える発言や考え:
「幸せは自分で作る」: 「一般的に結婚して子どもができてというのが幸せといわれてますが、そうじゃなくても幸せになれる生き方を自分で見付けていかないといけないと思うんです。」
「生き方の多様性」: 「いろんな生き方があって、みんな本当に十人十色だから、他人のことをどうやこうや言わんでも、自分を信じて生きたらいいんだと思うんです。」
「閉ざされたからこそ」: 「妊孕性がなくなったことは悲しかったけど、逆に閉ざされたことによって、この世界で頑張れっていわれているのかなと思えたんです。」
「経験を活かす」: 「今まで難病、がんの経験があったから、今、こういう医療関係のお仕事もできるのかなと思うんです。」
(がんノート)
夏目亜希さんの闘病記録:
自己免疫性溶血性貧血の診断
- 高校1年から貧血が続き、健康診断で毎年指摘される。
- 高校3年時に発熱や極端な疲労感が悪化、病院で脾臓の腫れを確認。
- 骨髄穿刺検査で白血病を否定、自己免疫性溶血性貧血と診断。
- ステロイド薬「プレドニン」で継続治療中。
子宮頸がんの発覚
- 2014年、出血が重くなり病院受診。最初はステロイドの副作用と軽視。
- 小規模クリニックでクラスⅢb(高度異形成)と診断され、がんではない段階。
- 大きな病院で再検査後、ステージⅠbⅠ期の子宮頸がんと確定、リンパ節転移も確認。
- 告知前日に病院から緊急連絡を受け、恐怖と不安がピークに。
子宮頸がんの治療
- 標準治療は子宮全摘だが、既往症やリンパ転移を考慮し非手術を選択。
- 抗がん剤: シスプラチンを使用、毎週1回投与。吐き気止めとしてステロイド併用。
- 放射線治療: 毎日通院で照射、途中から腔内照射(痛みを伴う)を追加。
- 治療期間は2014年10月~12月中旬の約1.5カ月、2015年1月に寛解宣告。
- 副作用は軽度で、吐き気はあるが嘔吐や脱毛はなし。
その他の病歴と治療
- 交通事故による外傷性くも膜下出血で一時視力低下、後に回復。
- 声帯結節の手術を経験、歌の仕事を続ける中での無理が原因。
- 2016年に全身性エリテマトーデス(SLE)と診断、自己免疫性溶血性貧血がその一部と判明。
- SLE治療でステロイド使用、ムーンフェース(顔のむくみ)などの副作用あり。
- 更年期障害対策としてホルモン補充パッチを使用、現在症状軽減。
参考資料:
LA Butterfly とは:
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされた日米仏対応プラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています。彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。
- サバイバーストーリーズ
- 子宮頸がん
- 大腸がん
リンク集:
- がんノート
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- 【乳がん】ステージ4をきっかけに漫画家に/白戸ミフルさん
- 『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』白戸ミフル 著 (キノブックス) (Amazon)
- 【肝臓がん】自分らしく生きた山下弘子さん
- 【消化器系】女性向けがん患者向けSNS「Peer Ring Bleu」
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