
「大腸がんサバイバーの闘病記:柿本 聡さんが語る診断・治療・前向きな生き方」
LA Butterflyとは:
【大腸/肺がん闘病記】佐々木香織(カロリーナ)さん:がんとの戦いと希望の軌跡
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。
柿本 聡さん闘病まとめ:
30歳で大腸がんおよび直腸肛門がんを経験し、医師から「30歳まで生きられない」と言われた彼は、人工肛門を装着しつつも再発を繰り返しながら前向きに生きています。幼少期の重度のやけど事故を乗り越え、柔道や消防団活動、介護職に従事してきた彼は、がん治療の過酷さや精神的な葛藤(自殺未遂を含む)を赤裸々に語ります。家族や患者会のサポート、そして「リレー・フォー・ライフ」などの活動を通じて得た絆が彼を支えています。現在は治療と仕事の両立に挑戦しつつ、がん患者への理解と支援を広めるために活動を続けています。
前向きで力を与える発言や考え:
「私は一人じゃなかった。みんながいてくれたから頑張れる。」
「がんが治る日が必ず来ると信じてる。だから今、頑張れる。」
「心配事を一人で抱え込まないで。みんなに話してほしい。」
「失ったものもあるけど、友達や絆を得た。それが一番の贈り物。」
「仕事も治療も、無理せず自分をリセットしながら進むことが大事。」
柿本 聡さんの大腸がん闘病記録:
- 初期症状と発見
- 28歳の時、5月から6月にかけて高熱が3週間続き、体調不良が持続。
- 便に血が混じる症状を自覚し、病院を受診。
- 初診では異常が見られず、X線やCTスキャンで腹部に異常が確認され、直腸肛門がんが疑われる。
- 緊急内視鏡検査で、肛門から1cm未満の位置にがんを確認。
- 診断
- 正式診断は「大腸がん(直腸肛門がん)」。肛門摘出が必要と判断。
- 右鼠径リンパ節と腸骨リンパ節への転移が判明。
- 当初、医師から「30歳まで生きられない」と宣告される。
- 30歳で再発が確認され、肝臓や肺への遠隔転移により末期がんに進行。
- 治療
- 手術: 14時間に及ぶ大手術で肛門を摘出し、人工肛門を設置。リンパ節の一部も切除。
- 抗がん剤治療: 入院中に点滴で投与開始。2回目の投与で副作用(喘息発作、血中酸素濃度低下)が発生し、投与量を60%に減量。4か月間点滴、その後6か月間経口薬を服用。
- 再発時の対応: 年1回の内視鏡検査で早期がんやポリープを除去。膝のがんには放射線治療を施行。
- 現在の治療: 経口抗がん剤でがんの進行を抑制しつつ、年1回の内視鏡・CT・PETスキャンで経過観察。
参考資料:
LA Butterfly とは:
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされた日米仏対応プラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています。彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。
リンク集:
- がんノート
- 【乳がん】サバイバー鈴木美穂さん 出産し24歳の自分に”未来はすごく幸せだよ。“
- 『もしもすべてのことに意味があるなら』(書籍)(Amazon)
- 【乳がん】ステージ4をきっかけに漫画家に/白戸ミフルさん
- 『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』白戸ミフル 著 (キノブックス) (Amazon)
- 【肝臓がん】自分らしく生きた山下弘子さん
- 【消化器系】女性向けがん患者向けSNS「Peer Ring Bleu」
- 【大腸がん】「語る! 大腸がんサバイバー カロリーナ」(You Tube)
- 【大腸がん】サバイバー 田中聡子さんの親子の闘病を描いた絵本 「ママのバレッタ」(Amazon)
- 【子宮頸がん】サバイバーの尾崎さんががんサバイバーの女性たちと感情を短歌に込めて出版「あの風プロジェクト」