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がん闘病記

「甲状腺がん 闘病記:和手温子さんが見つけた自分らしさと希望の10年」LA Butterfly

急性骨髄性白血病 闘病記:小宮諒さんが再生中に見つけた希望と夢

LA Butterflyとは:

LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。

和手温子さん闘病まとめ:

甲状腺がん 闘病記として、和手温子さんの物語は、病と向き合いながら自分らしさを見つけ、前向きに生きる力を示しています。28歳で甲状腺がんを告知され、38歳の今、10年を振り返る彼女の経験は、手術や薬物 треба治療を乗り越え、家族との絆や新たな夢を育んだ軌跡です。広島県出身の和手さんは、自然豊かな環境で子育てをしながら、闘病を人生の転機と捉え直しました。この記事では、彼女の自己発見の旅や希望に満ちたメッセージを紹介します。

甲状腺がん 闘病記に映る自分らしさの発見と夢:

和手温子さんの甲状腺がん 闘病記は、病を経験しながらも自分らしさを見つけ、夢に向かって進む姿を描いています。広島県で生まれ育ち、現在も自然に囲まれた暮らしを送る彼女は、28歳のとき、食品メーカーでの商品開発の仕事をしながら首の腫れや疲れに気付き、甲状腺がんの告知を受けました。この転機は、彼女にとって単なる試練ではなく、新たな自己発見の始まりでした。

告知後、東京の専門病院で全摘手術を受けるまでの7カ月間、和手さんはただ待つのではなく、介護学校に通い、身体の使い方や将来への備えを学びました。この行動は、病に屈せず自分を高めようとする彼女の強さを示しています。手術後には、婚約者との結婚を決意し、新婚旅行でスペインのフリヒリアナを訪れたことがきっかけで、旅行の楽しさに目覚め、留学斡旋の仕事に就くなど、夢を広げていきました。

さらに、子どもたちとの川遊びを通じて自然と触れ合う時間を大切にし、心の癒しを見出しました。甲状腺がんを経験したことで、和手さんは「大切なもの」に目を向けるようになり、家族や趣味、仕事を通じて自分らしい生き方を築き上げました。彼女の闘病記は、病が人生を奪うのではなく、新たな可能性を開くきっかけになり得ることを教えてくれます。

前向きで力を与える発言や考え:

  • 「『がん』を人生の転機と捉えてみること」: 「つらい気持ちをどこにぶつけていいか分からないときもあると思うんです。でも、大切な人と話すことで、少しずつ前向きになれると思うんです。」
  • 「希望を持って生きていくことの大切さ」: 「がん患者以外の人と接する中で、心に余裕が生まれ、やりたいことが見えてくると思うんです。」
  • 「治療がうまくいくことを祈ってます」: 「がんになったけれども、その後の人生はまだまだ長いと思うんです。だから、前を向いてほしいと思うんです。」

(がんノート)

和手温子さんの闘病記録:

  • 初期症状と気づき:
    • 食品メーカー勤務中、寝ても疲れが取れず、首が顔と平行に腫れる症状が出現。
    • 耳鼻科受診で甲状腺異常を指摘され、専門病院への受診を勧められる。
    • 頻脈や動悸が悪化し、タクシーで通勤するほどの体調不良に陥る。
  • バセドウ病の診断と治療:
    • 専門病院で血液検査を受け、甲状腺ホルモンの過剰分泌を確認。
    • 診断名:バセドウ病(甲状腺機能亢進症)。
    • 治療:薬物療法でホルモン調整を開始し、3カ月間休養。
    • 広島帰郷後、理解ある職場に転職し、半年に1回の受診で寛解。
  • 甲状腺がんの発覚:
    • 東京転居後、定期検診で血液検査と超音波を実施。
    • 結果:甲状腺に腫瘍(乳頭がん)が見つかり、ステージⅠと診断。
    • 告知までの経過:11月受診、1月結果発表で年末年始を不安の中で過ごす。
  • 治療:手術:
    • 東京の甲状腺専門病院で全摘手術を決断(待機期間7カ月)。
    • 手術内容:甲状腺全摘、リンパ節切除、副甲状腺の一部を右肩に移植。
    • 術後:首の固定が必要で回復に1~2カ月かかるが、無事に終了。
  • 術後の経過と生活:
    • 術後1~2カ月で職業訓練やアルバイトを開始。
    • ホルモン不調や流産を経験後、中医学で体を温め、第2子を自然妊娠。
    • 10年間再発なく、定期検診を継続中。