LA Butterfly

Mifuru

【乳がん闘病 あいの里2漫画家たみフル/白戸ミフルさん】:サバイバーの知恵と心に響く言葉

LA Butterflyとは:

LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。

このまとめページでは、ステージ4乳がんをきっかけに漫画家になった、恋愛ドキュメントバラエティー 『あいの里2』 (Netflix Japan)でもお馴染みの”たみフル”こと、白戸ミフルさんを紹介。
サバイバーの知恵と心に響く名言をまとめました。各一次情報のリンクもご覧ください。

『自分らしさ』の発見:

診断をきっかけに漫画家になる事を思い出す

“やっぱり私自身乳がんになってから、今までできなかったこと、やりたかったけどやってこなかったこととかにチャレンジしています。漫画家になりたいっていう子供の頃からの夢を叶えたりもしました。乳がんになってから描き始めて、最終的には漫画家としてデビューもできたんです。癌患者だからといってできないことはないし、夢を諦める必要もないと思うんです。”(LA Butterfly インタビュー)

診断/治療:

  • 診断
    • 乳がんステージ4
    • 術前/術後薬物療法の判断があり術前薬物療法を選択
  • 抗がん剤
    • 診断後すぐに3週間に一回の頻度で病院での投与を半年続ける
  • 手術療法
      • 抗がん剤の効果があり乳房全摘出を回避
      • 乳房一部摘出
  • 放射線治療
    • 一部摘出を経て骨シンチの結果骨転移が見つかる
    • 毎日朝 全30回の放射線治療
    • その後ホルモン治療

(LA Butterfly インタビュー)
(乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話 /Amazon)

Cancer survivor Mifuru-san

前向きへの気持ち切り替えのきっかけ:

“自分が乳がんと診断されて、人生に終わりがあるということを初めて実感したというか、本気で自分の人生の終わりの「死」というものについて向き合った時です。”(LA Butterfly インタビュー)

闘病中嬉しかったこと:

友人の優しい気遣いを身に染みて感じられました。

“カミングアウトした後で嬉しかったのは、その子なりに、癌には何々が良いってみたいなのを調べてくれて、その食べ物をプレゼントしてくれたりとかは、素直に嬉しかったですね。やっぱり友達なので、基本的には気を使いすぎないで欲しいし、態度とかは変えないでほしいんですけど、そういうちょっとした優しさがあると、すごい嬉しかったです。あと、乳がんになってから、人の優しさっていうのを身に染みて感じるようになりましたね。”(LA Butterfly インタビュー)

先輩サバイバーからのアドバイス:

“いつかやろう、そのうちやろうは、すぐやろうって考えた方がいい。”

“がん患者の人だけでなくがんじゃない人も、絶望的になって、後ろ向きに考えてしまっている人もいるじゃないですか。そういう気持ちはがん患者とって、良くないことじゃないかなぁって思います。ネガティブな気持ちを無くすことは難しいと思います。それでもネガティブなことばかり考えていたら、それがストレスになって、免疫力を下げてしまう、みたいな、負のループにハマっちゃうと思うんです。”(LA Butterfly インタビュー)

QOL改善の為に行った事:

  • サップ(スタンドアップパドルボード)
    “がんになる前と今じゃ、今の方が健康な生活を送れていますね(笑)。がんのおかげで健康になりました。運動もするようになりましたしね。サップ(スタンドアップパドルボード)っていうマリンスポーツをやってるんですよ。”(LA Butterfly インタビュー)
    サップボード (Amazon)
  • マラソン
    “あとは、今年マラソンに出るんです。まだ走ったことはなくて不安なんですけど、やりたいことを持つって大事ですね。ストレスがないって言うと、楽をしてるみたいに思われることもあるんですけど、私はストレスフリーっていうのは人生が充実していることだと思います。”(LA Butterfly インタビュー)
    ランニングシューズ
    (Amazon)

LA Butterflyについて:

LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされたプラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています。彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。

リンク集:

  • 【乳がん】サバイバー鈴木美穂さん 出産し24歳の自分に”未来はすごく幸せだよ。
    • 『もしもすべてのことに意味があるなら』(書籍)(Amazon)
  • 【乳がん】ステージ4をきっかけに漫画家に/白戸ミフルさん
    • 『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』白戸ミフル 著 (キノブックス) (Amazon)
  • 【肝臓がん】自分らしく生きた山下弘子さん
    • 『雨上がりに咲く向日葵のように ~「余命半年」宣告の先を生きるということ』 山下 弘子 (著) (Amazon)
    • 『最後の「愛してる」 山下弘子、5年間の愛の軌跡』(書籍) (Amazon)
  • 【消化器系】女性向けがん患者向けSNS「Peer Ring Bleu
  • 【大腸がん】「語る! 大腸がんサバイバー カロリーナ(You Tube)
  • 【大腸がん】サバイバー 田中聡子さんの親子の闘病を描いた絵本 「ママのバレッタ」(Amazon)
  • 【子宮頸がん】サバイバーの尾崎さんががんサバイバーの女性たちと感情を短歌に込めて出版「あの風プロジェクト」
    • 『黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見える』(Amazon)
    • 『食器と食パンとペン』(穂村弘ほか)
      • 尾崎さんが闘病の励みとなった短歌に目覚めたきっかけの本。(Amazon)