
立花理佐さんの直腸がん闘病記:コロナ禍での診断から手術、そして公表までの軌跡
LA Butterflyとは:
【大腸/肺がん闘病記】佐々木香織(カロリーナ)さん:がんとの戦いと希望の軌跡
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちが『自分らしさ』を見つけ、力を得たストーリーを届けるプラットフォーム。さなぎから蝶へと羽ばたくイメージを込め、彼らの言葉、学び、おすすめアイテムをまとめ、希望と勇気を共有します。
立花理佐さん闘病まとめ:
立花理佐さんは2020年初頭、トイレが近くなる、お尻の痛み、夜中の痛み、出血などの症状を自覚しましたが、過去の痔の経験から自己判断し、コロナ禍もあって受診を控えていました。2020年5月、痛みが増したことで夫の勧めで婦人科医に相談し、肛門科クリニックを紹介され、内視鏡検査で直腸がんと診断されました。大学病院での検査で、子宮、卵巣、リンパ節にもがんが広がっていることが判明し、術前に抗がん剤と放射線治療を行い、がんを縮小させました。2020年10月、「ダビンチ」ロボットを使用した13時間の手術で直腸、子宮、卵巣、リンパ節を切除し、1か月の入院生活では、コロナ禍での面会制限や術後の痛みに苦しみながらも、家族の支えに感謝しました。2021年1月には術後抗がん剤を3クール行い、2023年11月にブログでがんを公表。公表後は多くの人々から励ましの声をもらい、自身も勇気づけられたと語っています。立花さんは手術前、「がんばるぞ!」という気持ちと「もうだめかも」という気持ちが交互にきたと振り返りつつ、入院前は前向きな気持ちで韓国ドラマを見るためのPCや美容器具を持ち込み、「退院の時にはキレイになってるぞ!」と意気込んでいました。彼女の闘病記は、早期受診の重要性や、困難な状況でも前向きに生きる姿勢を伝える貴重な記録です。現在も定期的な検査と経過観察を続けながら、多くの人々に勇気と希望を与えるメッセージを発信し続けています。
つらい状況をどう乗り越えたか:
“昔からの女子プロレスの友達は西村知美さんなど積極的な友達が外に連れ出してくれた。”(教えてドクター)
立花理佐さんの手術に臨む気持ち:
“手術前は『がんばるぞ!』という気持ちと『もうだめかも』という気持ちが交互にくる感じでした。でも入院前は前向きな気持ちで、普段家ではできないような韓国ドラマを一気に見るためのPCや、美容器具などもたくさん持ち込んで、『退院の時にはキレイになってるぞ!』という気持ちでいました。”Yahoo Japan
公表によって勇気づけられた:
「でも、ある日、友人が『公表してみたら?』と提案してくれました。ある友人も私の経験を知って病院に行ったら、初期のがんが見つかったということがあり、『公表したら、病院に行く人が増えたり、勇気づけられる人がいるのではないか』と背中を押してくれました。そのおかげでがんを公表し、『励まされた』と言ってくれる方もいて、私も勇気づけられました」。
Yahoo Japan
立花理佐さんの大腸がん闘病記録:
- 2020年初頭
- 症状の自覚
- トイレが近くなる(頻尿感)。
- お尻に痛みを感じるようになる。
- 夜中に痛みで目が覚めることもある。
- トイレで出血があるが、過去に痔と診断された経験から「痔だろう」と自己判断。
- コロナ禍で病院に行くことを控える。
- 症状の自覚
- 2020年5月
- 医療機関受診のきっかけ
- 痛みがこれまでと違うレベルに増加。
- 夫の勧めで婦人科医に相談し、肛門科クリニックを紹介される。
- 肛門科クリニックで内視鏡検査を即日実施。
- 医療機関受診のきっかけ
- 1週間~10日後と
- 組織を採取し、直腸がん(術後にステージ3と判明)と診断される。
- 診察室で「死んじゃうんですか?」と質問し、医師に叱られる(笑)。
- 大学病院を紹介され、即日予約を入れる。
- 2020年5月~10月(診断後~手術前)
- 大学病院での検査
- PET検査、内視鏡検査、血液検査などを実施。
- 子宮、卵巣、リンパ節にもがんが広がっていることが判明。
- 大学病院での検査
- 初期治療
- 錠剤の抗がん剤を服用。
- ほぼ毎日通院し、放射線治療を受ける。
- 治療によりがんが縮小。
- 2020年10月
- 「ダビンチ」(腹腔鏡下手術)ロボットを使用した13時間の手術を実施。
- 傷口は4つの小さな穴があるだけ。
- ロボット支援下手術
- 直腸、子宮、卵巣、リンパ節を切除。
- 「ダビンチ」(腹腔鏡下手術)ロボットを使用した13時間の手術を実施。
- 2020年10月~11月
- 1か月間の入院生活を送る。
- 手術後、お尻や腹部の痛みに苦しむ。
- 寝返りやベッドからの起き上がりが困難。
- コロナ禍で面会制限があり、夫や息子との面会は廊下先のロビーで短時間のみ。
- 1か月間の入院生活を送る。
- 2021年1月
- 術後抗がん剤を3クール行う。
- 2023年11月
- ブログでがんを公表した。
- その後
- 回復と経過観察
- 手術後も定期的な検査と経過観察を続ける。
- 闘病生活の中で、家族や医療スタッフのサポートに感謝。
参考資料:
LA Butterfly とは:
LA Butterflyは、ロサンゼルス発信のがんサバイバーたちによってデザインされた日米仏対応プラットフォームです。その名前に込められたのは、さなぎの中から美しい蝶として羽ばたくイメージ。治療内容や医学的な情報よりも、サバイバーたちがどのように自分らしさを発見し、それを力に変えてきたかに焦点を当てています。彼らの言葉、学び、そして日常生活を支えたアイテムを共有することで、同じ道を歩む人々に希望と勇気を届けます。各サバイバーのストーリーは、時には本人へのインタビューを通じて深く掘り下げ、リアルで心に響くメッセージを届けます。LA Butterflyは、がんとの闘いの中で自分らしさを見つけ、輝き続ける人々の物語を紡ぐ場所です。
リンク集:
- yomiDr.
- 日刊ゲンダイDIGITAL
- TBS
- 教えてドクター
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